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デンデラ

壮絶。


デンデラ (新潮文庫)デンデラ (新潮文庫)
(2011/04/26)
佐藤 友哉

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その村では、70歳になると山に捨てられる。
主人公の斎藤カユも70歳になったので、山に捨てられた。
あとは死を待つばかりであったが、かつて捨てられた老婆が暮らす村、デンデラの人間に助けられる。


デンデラは50人もの老婆で形成されており、それぞれの主張や考え方で派閥が存在する。
村への復讐を計画する者、デンデラを発展させようとする者、ただ死を願う者。
しかし、様々な老婆の思惑とは関係なしにデンデラに巨大羆が襲来する。
老婆50人と巨大羆、生き延びるのはどちらか?


上記のような異色設定、しかし、あらすじだけでワクワクしてしまった。全部読み終わった後は、放心状態であった。ユタヤン、恐ろしい子……!
ですます調の地の文に、ユタヤン特有の台詞回し。そして、人間の強度を推し量る場面の数々。
生き様、死に様、死闘に主張。閉鎖されたコミュニティでも集団心理の拡大。
デンデラ内の老婆達の考えに感化され、カユの主張も変化していく。ラストシーンなど賛否両論あるであろうが、あれが正しくカユの生き様だった。


生き延びることは壮絶の繰り返しであると痛感させられた。それは、人間でも羆でも変わらない。
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