いたいのいたいの、とんでゆけ

「あなたにも手伝ってもらいますよ、人殺しさん」



大学4年生の引きこもりは、友人の死をきっかけに、かつて文通をしていた少女の事を思い出した。
しかし、その文通は彼が身勝手な理由で打ち切っており、それ以来連絡を取っていなかった。
けれども、友人の死を目の当たりにし、大切な人がいつまでも生きてるわけじゃないと悟った彼は彼女に手紙を送り、一方的に待ち合わせをした。
もちろん彼女が来るはずもなく、そのままやけ酒。更には酩酊状態のまま車を走らせ、少女を轢いてしまう。


少女は死んだかにも思えたが、無傷のままであった。
少女は言う、「死を先延ばしにしました」
なんと彼女は、自らについた傷を先送りにできる力を持っていたのだ。しかし、流石に死を伸ばすことは困難で、余命10日程度とのこと。
少女は、残りの余命で今まで自分を傷つけてきた人達に復讐するのだと言う。
これは、人殺しと復讐鬼の凄惨で、けれどもどこか温かい物語。



方向性は前作の三日間の幸福と同じなのだが、テイストが全く違う。
陰惨な描写がもりもり含まれていて、中高生位なら喜んで読みそうな感じだが、流石に多すぎて胃もたれ気味。
面白いけど、あんま人には勧めたくないかな。
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