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ハーモニー

少女たちが目撃した、人類の最終局面。

ハーモニー〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)ハーモニー〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)
(2014/08/08)
伊藤計劃

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世界規模の狂乱を乗り越えて、人々は高度な福祉社会を築き上げていた。
酒もダメ、煙草もダメ。カフェインは飲んでもいいけど、あんまり良い嗜好品ではない様子。
大人はWatchMeと呼ばれる恒常的体内監視システムをインストールし、健康状態を常に管理されているため、病気に陥ることはない。

そんな世界で3人の少女達が自殺しようとしていた。
機械に、世界に身体を渡す前に、自分が自分であるうちに。
けれど、首謀者のみが自殺に成功し、残りの2人は生き延びてしまう。


それから十数年。生き延びた方の女の子、トァンは、WHO螺旋監察事務局に勤め、WatchMeを誤魔化しながら、違法入手した酒や煙草を楽しんでいた、しかし、上司に見つかり故郷である日本に送り返されることになる。
渋々と日本で戻った先で、生き残ったもう1人の女の子、キアンと食事していたのだが、食事中にキアンは突然自殺してしまう。
そして、そのキアンの自殺と同時刻。世界では6千人もの人が自殺を図り、3千人ほどの人がそれに成功していたのであった。



倫理感あふれるユートピアを舞台にした、世界的混乱の再来。
これ単体で読んでもいいけれど、やはり虐殺器官を先に読んだ方がより面白いはず。

虐殺器官は、脳に影響を与え、意識の指向性を狂わすようなものが出てきましたが、今回も似たようなものが主軸となっている。
意識とは、ってのを突き詰めていった果てのお話。


ラスボスの人に関しては、もうちょっと思考の変遷を濃く描いてほしかったな。
出生や途中の体験も総合して考えると、なんなくは分かるけど、もう一声って感じ。


凄く面白かったですが、やはり映像になるとしんどそうな描写があるので映画は観に行かないと思います。
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