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悦楽の園

なんとなく失楽園的なものを想像してました。


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木地 雅映子

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絵を描くことに関しては素晴らしい才能を発揮させそうな気配がプンプンする少年、南一。
その代わり彼は発達障害を抱えており、周りの「普通」の人間のとのコミニュケーションが上手に取れなかったり、「普通」ではない考えや拘りを持つため、奇行に走ることも多々ある。

そんな南に惹かれていく、主人公、相原真琴。
南と世界とを橋渡す翻訳者であろうとする。


内容は南の世話を焼いてるうちに、徐々に南が好きになり、南のために翻訳者になろうだとあ、学校で普通という呪いを解き放つため、革命をおこしたりといった、なんとも壮大な恋愛モノのように見える。
しかし、細かなところでの登場人物の発言が、発達障害や子供達が抱える何らかの問題に関する言及などであり、作者の言いたいことを登場人物に喋らせている感があった。主役が中学生ってのに、違和感を感じるのはこのせいか。
後半の展開はご都合主義というか、曖昧なものだが、前半の南とのやりとりなどが効いてくるので、すんなりと受け入れられた。


普通とはある種の規格であり、それにある程度収まっていれば社会でもそこそこやっていける。
だがしかし、上記の南一のように規格からはみ出した人間はどうなるか。南はまだいい。絵の才能を持っているという設定である。
もし南がそういった特殊の才能を持たず、規格に収まれなかったらと考えると少し怖い。そして、収まらなかった人間の周りに真琴のような理解ある人間がいなかったらと考えると、より怖い。
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