つれづれ、北野坂探偵舎 著者には書けない物語

「どうなっても知らねぇぞ!」「それを決めるのは私ですよ」

つれづれ、北野坂探偵舎    著者には書けない物語 (角川文庫)つれづれ、北野坂探偵舎 著者には書けない物語 (角川文庫)
(2013/12/25)
河野 裕

商品詳細を見る


元編集者探偵兼カフェのオーナー佐々波と小説家雨坂が送る、ちょこっとファンジー系日常ミステリ。


ユキが進学した大学にある劇団ラバーグラス。
ラバーグラスは、新入生歓迎会でラバーグラスの創始者にして既に故人である宵野ランの遺作を舞台で演じようとする。
しかし、劇の練習開始後、複数の人間が幽霊を目撃したという。正に、その宵野ランの幽霊を。

また、遺作にも問題があった。
5つの章からなり立つ劇ではあるが、どういう順番で進行するかは不明であるという。
また、1つだけ白紙の章があり、それを創作して脚本を完成させなければならない。


今回も、前作と同じように推理するのではなく、編集者と議論し、物語を作り上げ、現実に歩み寄っていくという形で謎を解き明かすという不思議な形式。
ミステリと言っても、トリック類は一切ない。
今作では宵野ランの想いを読み説くだけである。だけど、心が少し暖かくなる、そんな物語。


少しだけ佐々波・雨坂の過去が明らかになる。海岸の地縛霊ノゾミのことも。
エピローグで少し物語が進行したので3月発売の3巻が早く読みたい。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

あかしあ

Author:あかしあ
本とか読む人。
あとはゲームやらしてます。

Twitter あかしあ

検索フォーム

ブロとも申請フォーム