りぽぐら!

文字を封じるたびに、物語は生まれ変わる。

りぽぐら! (講談社ノベルス ニJ- 33)りぽぐら! (講談社ノベルス ニJ- 33)
(2014/01/08)
西尾 維新

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使用できないひらがなを4パターン作り、それぞれの条件で短編小説を書きなおすというもの。10~16字使用不可能となる。どちらかというと清涼院流水がやってそうな企画。
表現が変わっても内容は同一なので非常に読むのが辛かった。せめて結末を少しづつ変えてくれればまだ楽しめたのに。
じゃあ、それぞれのタイトルごとで所感を。


「妹は人殺し!」

妹の殺人を見抜いた兄が、その死体を隠そうとするお話。

まぁ、そうなるよねーっていう展開とオチ。
条件Dの「愚妹、人を殺しし話」が無駄に古文風。「最低」と妹が兄を罵る台詞が「いと低し」になっててちょっと面白かった。


「ギャンブル『札束崩し』」

莫大な借金を背負った男2人が、将棋崩しの札束バージョンを行い、勝ったらゲームで手に入れたお金をそのままあげるよってお話。

多分、カイジみたいなの書きたかっただろうね。
「お」が制限されてたバージョンで、4をフォーじゃなくてホウってルビふってる所があったけど、それは反則だろう。


「倫理社会」

人間の行動が全てカメラで監視されており、倫理的に良い行動をとるとポイントがプラス、悪い行動をとるとマイナスされる。
そのポイントはお金であり、また社会的なステータスでもある。
そんな社会で生き続けていた主人公はある日、街中で泥酔しゴロゴロしている非倫理的な人間と出会う、というお話。半分以上はその世界観の説明だけど。

これはなんとなく渡邊浩弐っぽい感じ。変な方向に進んじゃった未来感が特に。
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