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僕の小規模な奇跡

誰かの想いは誰かに届く。届け。


僕の小規模な奇跡 (メディアワークス文庫)僕の小規模な奇跡 (メディアワークス文庫)
(2011/05/25)
入間 人間

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物語は兄妹の視点で交互に進む。
兄は、一目惚れした女性を一心不乱に追いかけ、その女性をストーカから守ろうとする話。
妹は、バイト先にやってくるハンサムの悩みつき合う話。


互いの物語が交差し、20年前の事件も絡んできて最後に一気に収束するのが気持ちよい。
テンポの良い会話、様々なパロディを込めた地の文といつも入間氏。
独立した物語かと思ったが、名前が出てくる彼だけは他作品にも出てたような。


最後のほうでサブキャラが叫んだ一言が印象的であった。努力は大事!
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青年のための読書クラブ

お嬢様学校の百年。


青年のための読書クラブ (新潮文庫)青年のための読書クラブ (新潮文庫)
(2011/06/26)
桜庭 一樹

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聖マリアナ学園が開校してから共学になるまでの100年に読書クラブが関わった正史に残らぬ珍事件の数々。
それらを記録し後世に残した、言わばレポートのような形式をとっている。
同じ学園なのでうっすら繋がってはいるが、基本1話完結。


各時代の文化が落とし込まれてはいるが、お嬢様学校故の閉塞感は常に感じられる。
年に1度、女子生徒の中から「王子」を選出しているあたりが女子高らしい。
タイトルの青年とは、この王子を指しているが王子に関する話は多くないので、微妙にズレたタイトルだと思ってしまった。なんか意味が他にあるのだろうか。1話目ぐらしいか該当しないよねぇ?


読書クラブは、様々な事件に関わるが基本は、傍観か裏方である。
事件に対し一歩引いたような視点で見ているため妙に淡々とした感じになっているのかもしれない。

儚い羊たちの祝宴

バベルの会を巡る邪悪な5つの事件。

儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)
(2011/06/26)
米澤 穂信

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最後の1文で物語が反転とかなんとか。
ゾクッとくるのは確かだけれど、別に反転までは行かないんじゃないかな。ただ、その1文で物語が違う意味を持ってくるのも確か。
「バベルの会」をキーワードに不穏な短編連作。


以下、話ごとの感想。


「身内に不幸がありまして」

主にメイド視点からなる手記で構成される。
分かる人には分かる複線でガッチリ。


「北の館の罪人」

こちらは、金持ちの家の妾の子視点。
北の館に閉じ込められた義理の兄に奇妙なお使いを頼まれるが……?
これも綺麗な複線回収。


「山荘秘聞」

山荘を管理する人視点。
雪山で遭難者を助けた管理人。だが、救助隊にそれを伏せ続けた理由とは。
物語の構成が分かってきたので、大まかなオチは予想できたが、それとは別にもうひとひねりあった。


「玉野五十鈴の誉れ」

近作ベスト。
名家のお嬢様と、そのお世話役の物語。
最後の1文でその壮絶さに鳥肌が立った。


「儚い羊達の晩餐」

各話に登場した、バベルの会の終焉を綴った手記。
最期の一文は衝撃的なのかどうかよく分からないが、最後の方で判明する2つの事実で雰囲気がガラリと変わる。特殊な固有名詞も出てくるが、読み進めると検討も付くだろう。

魔法少女まどか☆マギカ

僕と契約して魔法幼女になってよ!


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(2011/04/27)
悠木 碧、斎藤千和 他

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友達に勧められて見ました。
ここ最近の要素が色々詰め込まれている割には綺麗に収まっており、一気に見てしまいました。
血溜まりスケッチ呼ばわりされていたほど、残酷な描写は数えるほどしか無く、過酷な運命に立ち向かう少女達の在り方がメインだったかと思われます。


キャラクタ的にはマミさんの変身シーンが可愛らしくて好き。そして、戦い方もスタイリッシュで好き。
先輩ぶって強気に頑張る反面、一人の時は泣いてばかりのギャップも素敵。もうちょっと出番をあげても良かったんじゃないかな! かな!


漫画もまどか1~3巻、おりこ1~2巻、かずみ1巻読みました。
まどかは、アニメとほぼ内容同じ。おりこは、ラスボスみたいな主人公おりこと、本編の魔法少女数名の物語、かずみは、別の町の別の魔法少女の物語。
かずみは、まだ完結してないから何もいえないけど、おりこは予想以上に面白かった。

デンデラ

壮絶。


デンデラ (新潮文庫)デンデラ (新潮文庫)
(2011/04/26)
佐藤 友哉

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その村では、70歳になると山に捨てられる。
主人公の斎藤カユも70歳になったので、山に捨てられた。
あとは死を待つばかりであったが、かつて捨てられた老婆が暮らす村、デンデラの人間に助けられる。


デンデラは50人もの老婆で形成されており、それぞれの主張や考え方で派閥が存在する。
村への復讐を計画する者、デンデラを発展させようとする者、ただ死を願う者。
しかし、様々な老婆の思惑とは関係なしにデンデラに巨大羆が襲来する。
老婆50人と巨大羆、生き延びるのはどちらか?


上記のような異色設定、しかし、あらすじだけでワクワクしてしまった。全部読み終わった後は、放心状態であった。ユタヤン、恐ろしい子……!
ですます調の地の文に、ユタヤン特有の台詞回し。そして、人間の強度を推し量る場面の数々。
生き様、死に様、死闘に主張。閉鎖されたコミュニティでも集団心理の拡大。
デンデラ内の老婆達の考えに感化され、カユの主張も変化していく。ラストシーンなど賛否両論あるであろうが、あれが正しくカユの生き様だった。


生き延びることは壮絶の繰り返しであると痛感させられた。それは、人間でも羆でも変わらない。

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