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日曜日のアイスが溶けるまで

この方もラノベで活躍されてる方です。


日曜日のアイスが溶けるまで (小学館文庫)日曜日のアイスが溶けるまで (小学館文庫)
(2010/07/06)
清水マリコ

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26歳の女性が、子供のころに一度会った少年と再び出会うラブ・ストーリー。
ただし、少年は少年のままであり、大人の姿で出会った女性も、徐々にその女性も子供っぽくなっていく。


幼児退行した大人ってのは中々怖いものである。序盤はしっかりした女性が描かれているので、その落差がすさまじい。
終盤では大人の意識のまま、妄想に耽るようになってしまうため、妄想と現実が入り混じる。区別をつけずにありのままを受け入れて呑み込んでしまうのがベターか。


恋愛の部分さえ掬えば、奇麗な物語ではあるが、主人公が思い出や妄想に囚われている部分を如実に描くことで醜さも感じられた。
しかし、それ故に恋愛部分の綺麗さが際立ったと考えられる。


新井素子氏のチグリスとユーフラテス、おしまいの日、ハッピーバースデーあたりが好きなら読んでみてはいかがだろうか。
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カナスピカ

魔術師オーフェンを書いてた人。
あれって、完結したのかな。


カナスピカ (講談社文庫)カナスピカ (講談社文庫)
(2010/08/12)
秋田 禎信

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隕石にぶつかって地球に落ちて来た衛星(カナスピカ)が、出会った少女と共に宇宙に帰るための場所、「ハバル」を探す物語。
ストレートな青春小説。自分の感覚内ではあるが、ライトノベルとも一般小説とも違う。「ジュブナイル」と表現するのが最もしっくりくるだろうか。


主人公(加奈)が消極的なせいか、登場人物が何人も出てくるも、話にはあんまり絡まない。
そのため、加奈とカナスピカ2人だけの物語となっており、加奈の恋心が浮き彫りになっている。清涼感溢れる初恋が少しまぶしい。


カナスピカは、宇宙人が作った衛星なため人間との会話が多少ずれている。
そんなちぐはぐな会話が、少しかわいらしかった。

ネクロポリス

和洋折衷でミステリー+ファンタジー。

ネクロポリス 上 (朝日文庫)ネクロポリス 上 (朝日文庫)
(2009/01/09)
恩田 陸

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ネクロポリス 下 (朝日文庫)ネクロポリス 下 (朝日文庫)
(2009/01/09)
恩田 陸

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舞台は英国、しかしどこか日本の風習、文化、言葉が深く残る土地、V・ファー。
V・ファーの住人は、ヒガンと呼ばれる時期にアナザー・ヒルで死者達と交流する。
アナザー・ヒルには死者が実体となって訪れる。
亡くなった親族たちと交流するため、独特のルールで動くアナザーヒルという世界観、設定が魅力的ですぐ引き込まれてしまいました。


今年は、英国を騒がせた殺人鬼「血塗れジャック」が話題となっており、被害者達から話を聞き、犯人を突き止める! と住人達は息巻いているのですが、アナザーヒルへの入場と共に「血塗れジャック」が殺人事件を起こす。
死者達の話を聴きながら、血塗れジャックは誰か? と探し当てるのが縦筋かと思いきや、最後のほうはそんなことは、どうでもよくなってる感が強い。しかし、読んでる最中は抜群に面白い。


上記でも触れたように、アナザーヒルは独自のルール、風習で動くが、主人公が初めてアナザーヒルに入るということで、読者も置いてけぼりにならない。


幽霊と聞くと怖そうだけれど、実際にあるなら行ってみたいな。

東北地方太平洋沖地震

地震、凄まじいですね。
私は関東の会社に詰めてたんですが、地震発生時に慌てて机に逃げ込み、落ち着いてからおもてに避難しました。
会社の大理石が一部欠けているのを見てぞっとしたのを覚えています。


その後も余震が続き、電車も止まっていたので、営業の方の車に便乗させて頂きました。
道路も渋滞しており、歩道も歩いて帰る人も意外と多く、恩田陸氏の夜のピクニックを彷彿とさせる感じです。
22時に地元に着いたので、近所で食事をし、コンビニ寄って帰宅。陳列棚に食べ物が残ってなかったのが印象的でした。


両親は用事で北陸におり無事。
弟は千葉の実家で無事。
妹は就職活動で銀座におりましたが無事。しかし、電車が止まったため面接先の会社に好意で泊めていただいて、翌日帰宅したそうです。


地震直後はメールや電話も通じませんでしたが、日が落ちてからは徐々に回復。
もう連絡しない、と1年ほど前に振られた方から安否確認のメールが来て、多少目頭が熱くなりました。連絡先を削除したので一瞬誰か分からなかったのは秘密です。


明日からは、家も会社も輪番送電が始まります。
正直、4月いっぱい行われるのは、しんどい。でも、今も苦しんでいる方が大勢いる。
私は私に出来ることを精一杯やろうと思います。

ガーデン・ロスト

少女4人の1年間。


ガーデン・ロスト (メディアワークス文庫)ガーデン・ロスト (メディアワークス文庫)
(2010/01/25)
紅玉 いづき

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高校三年生の少女4人が織り成す、閉塞的な物語。
友情だけじゃない、もっと生々しい何かで結ばれた4人。季節ごとに各少女の視点で物語は進む。
季節が進むごとに4人が徐々に成長していく様子が、その章の主人公の印象で語られるのが面白い。


4人ともどこかしら、心の闇を抱えている。
人に嫌われたくないエカ。
寂しさを紛らわすために男に寄り添うマル。
スカート姿を笑われたオズ。
受験と恋愛に追い詰められるシバ。


マルやオズは女性特有っぽいので、ピンとこなかったが、エカとシバには共感ができた。
特にシバはガラスでできたナイフのように、人を傷つけながら弱っていく様は、痛々しいくらいに響いた。いっぱいいっぱいな時には、たとえ優しさに対しても、怒りでしか接せ無くなる感じが、よく描かれていると思う。


上記以外にも痛々しいくらいの思春期行動が、胸を刺してくれました。
息が詰まるような暗い青春も悪くない。

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